各SNSごとの強みは?どうやって使い分ける?

なぜ今、SNSマーケティングが重要視されているのか?

SNSマーケティング担当者に選ばれたがこんな悩みありませんか?

  • SNSがたくさんあることは分かる。だけど、何が違うの?
  • 若い人をターゲットにしたいけど、どのプラットフォームが一番効果的なんだろう?

この記事では、SNSごとの特徴の違いについて、筆者が普段それらを利用している中での実感も交えながらお伝えします。この記事を読めば、特徴を活かしてSNSを上手く使えるようになるかも!

そもそも、SNSとは?

まず始めに、そもそもSNSとはどのように定義付けられるのでしょうか。SNSは、Social Networking Serviceの略で、「総務省 国民のためのセキュリティ情報サイト」によると「限られたユーザーだけが参加できるWebサイトの会員制サービス」を意味します。つまり、メールアドレスやパスワードなどを決めて会員登録をすることで、会員同士の交流や投稿の閲覧などができるサービスを指すといえます。

各SNSの年齢層・特徴・強み

では、それぞれのSNSのプラットフォームには、どのような特徴があるのでしょうか。この記事では、以下の6つのSNSを取り上げます。

目次

  1. LINE
  2. Twitter
  3. Instagram
  4. Facebook
  5. YouTube
  6. TikTok
  7. 筆者自身のSNSの使い分け

1.LINE

年齢に関わらず愛用されている

年齢層(※):まんべんなく利用されている。 特徴:比較的クローズドで、友達や家族とのやり取りに使用されることが多い。 強み:公式LINEを友だち追加した人に、メッセージを一斉送信することが出来る。1:1でのやり取りのハードルが低い。LINEのアプリ上で会員証を発行できる。

2.Twitter

リアルタイム性と拡散力が強い

年齢層:10代~30代が多く、特に20代が多い。 特徴:全世界に発信。文字制限があるが、投稿同士をスレッドに連ねられる。リアルタイム性が強い。DM(ダイレクトメッセージ)がある。 強み:RT(リツイート)で投稿を拡散してもらえれば、より多くの人の目に留まる。エゴサーチで感想や評判を知れる。

3.Instagram

ビジュアルから雰囲気などの非言語的な情報を届けられる

年齢層:10代、20代が特に多い。 特徴:フィード(プロフィール画面の下に表示される、画像付きの投稿)とストーリーズ(24時間だけ表示される投稿)がある。全世界に発信。配信機能、DMがある。 強み:フィードの統一感や、ハイライト(ストーリーズのまとめ機能)で雰囲気を伝えやすい。エゴサーチで感想や評判を知れる。

4.Facebook

Webサイトの役割も果たす可能性

年齢層:20代~40代が多く、特に30代が多い。 特徴:本名での登録。企業アカウントでは、レビューや価格帯、営業時間などがプロフィール画面に表示される。 強み:プロフィール画面からより多くの情報を得やすいため、Webサイトの作成の代わりにしやすい。

5.YouTube

動画コンテンツから消費者の需要を素早くキャッチ

年齢層:まんべんなく利用されている。 特徴:取り扱うコンテンツは動画。全世界に発信。 強み:動画は目を引くため、興味が湧きやすい。再生された時間や、動画内でもっとも再生された場面が分かるため、どのようなコンテンツの需要が高いかを知ることができる。

6.TikTok

短い動画で若い層にアプローチ

年齢層:10代が圧倒的に多く、次いで20代が多い。 特徴:取り扱うコンテンツは動画で、YouTubeよりも動画時間がかなり短い傾向にある。全世界に発信。 強み: 動画は目を引くため、興味が湧きやすい。投稿動画一覧の統一感で、雰囲気や取り扱う内容を伝えやすい。

※利用している年齢層は、「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」(p.15)に基づいています。

7.筆者自身のSNSの使い分け

次に、普段利用する中で実感する、各SNSの違いについてご紹介いたします。筆者は、日常生活で、LINE、Twitter、Instagram、YouTubeを利用しています。この4つの特徴や強みを、グループ分けや比較をしながらご紹介します。

限定的な情報発信と非限定的な情報発信

まず、上記の4つのSNSは、クローズドかオープンかで分けることが可能です。LINEは1:1のやり取りがメインであり、クローズドなサービスであるといえます。対してTwitter、Instagram、YouTubeは、基本的に投稿が全世界に公開されます。ここから、前者は既に製品・サービスにかなり興味を持っている人へのアプローチとして利用できると考えられます。そして後者は、全世界に向けた発信ができることから、製品・サービスに興味を持ってくれそうで、まだ製品・サービスを知らない層に向けた発信に役立つと考えられます。

機能面での差異

次に、TwitterとInstagramは、画像と文章を全世界に発信する点や、エゴサーチが可能な点、1:1でのDM機能がある点など、共通点が多く感じられますが、相違点と、そこから生じるそれぞれの強みが存在します。TwitterはInstagramのフィードと異なり、画像なしでの投稿が可能であり、リアルタイムでの機動性の高い運用に向いているといえます。また、様々な雰囲気や系統の画像を投稿する場合には、Instagramのようにプロフィール画面の下部フィード投稿の画像が複数表示されると統一感がなくなってしまいます。この点を、Twitterではカバーできると考えられます。反対に、画像投稿に統一感がある場合は、Instagramでの印象がよくなることが考えられます。

消費者自身もSNSの活用方法は目的によって使い分けている

実生活でサービスを利用している中でも、それぞれのプラットフォームで消費者として求めているコンテンツは異なるように思います。そのため、どのような投稿で、どのような気持ちで製品・サービスに興味を持ってもらうことを想定しているかによって、プラットフォームを使い分けるのがよいと感じます。

まとめ

このように、各プラットフォームごとに、効果的な宣伝は異なります。様々なSNSを上手く使い分けることで、より消費者の心を掴むマーケティングが出来るとよいのではないでしょうか。

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