SNSでのマーケティングについて、こんな疑問はありませんか?
- TikTokでのマーケティングってどんな感じ?
- 今運用しているSNSだけじゃダメ?
本記事では、新たにマーケティングに使うSNSを増やしてみようかな、とお考えの方向けに、TikTokでのマーケティングについてご紹介いたします!これを読めば、TikTokでの企業アカウント開設の一歩を踏み出せるかも?
目次
- そもそも、TikTokって?
- TikTokでのマーケティングの始め方
- TikTok広告
- インフルエンサーによるPR
- ビジネスアカウント
- これはやっちゃダメ!TikTokのNG投稿
- 著作権侵害
- ガイドライン違反
- まとめ
そもそも、TikTokって?
TikTokは、ByteDanceが2016年、中国でリリースした動画投稿のプラットフォームです。
その特徴としては2点、
- 動画の時間が比較的短いこと
- フォローしていないアカウントの投稿がおすすめされること
が挙げられるでしょう。
投稿されるのが短い動画であることから、動画の冒頭で受け手を引き付けることが重要であると言えます。そして、検索機能などを使用せずともフォローしていないアカウントの投稿に触れる機会があることから、今まで自社の製品・サービスを知らなかった人を取り込むことができると言えます。
では、具体的にどのようにTikTokでのマーケティングを始めればよいのでしょうか。
TikTokでのマーケティングの始め方
TikTokでのマーケティングの手段は、主に3つあります。
1.TikTok広告
広告配信で確実に届ける
TikTokでは、「TikTok for Business」というプラットフォームからの広告出稿が可能です。他のスマホアプリやSNSにもあるような起動時やおすすめ欄に表示される広告はもちろん、「ハッシュタグチャレンジ」という広告らしくない形式の広告を配信することもできます。「ハッシュタグチャレンジ」は、企業発のハッシュタグをつけた動画の投稿を一般のユーザーにも促すことで、製品・サービスを宣伝できるコンテンツです。ユーザーも参加して楽しむことができるため、一般的な画面に表示されるタイプの広告と比べて、印象を落とさずに宣伝することができると考えられます。
2.インフルエンサーによるPR
餅は餅屋、影響力ならインフルエンサー
TikTokにおいても他のSNSと同様に、インフルエンサーにPR投稿を依頼し、自社の製品・サービスを宣伝してもらうことが可能です。TikTokでのフォロワー数が多く知名度の高いアカウントがPR投稿を行うことで、宣伝を目にする母数を増やしたり、その人のファンの購買意欲を高めたりすることができます。
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3.ビジネスアカウント
出来ることの幅が広がる
TikTokでは、ビジネスアカウントを作ることができます。これはInstagramでのプロアカウントやFacebookでのビジネスアカウントに相当するものです。個人アカウントからビジネスアカウントに切り替えることで使えるようになる機能は以下のものです。
- 投稿した動画やフォロワー数の分析
- 商用利用可能な楽曲の使用
- プロフィール欄へのWebサイトのリンクと連絡先の記載
動画の視聴回数の増加やフォロワー数の増減の分析、外部サイトへの誘導ができるようになることで、売上増加にもつながりやすくなります。
そして、InstagramやFacebookでの企業アカウントとの一番大きな違いは、やはり2点目の「商用利用可能な楽曲の使用」でしょう。TikTokでは動画に楽曲が欠かせません。使いたい楽曲が商用利用可能なものかどうかを調べたり著作者に許可を取ったりするのは重要なことではありますが、コンスタントな投稿をする上では手間がかかってしまいます。そのため、使用してもよい楽曲がはっきり分かるのは便利で、それだけでなく著作権侵害のリスクも抑えられるといえます。
これはやっちゃダメ!TikTokのNG投稿
TikTokのアプリ内で、動画の撮影から投稿までを完結させることができるのもあり、TikTokでの動画投稿は手軽で敷居の低いものとなっています。しかし、その手軽さから安易な投稿をすると、インターネットにて炎上してしまうおそれもあります。本記事では、様々なタイプのある「安易な投稿」のうちでも、「ルールに違反する投稿」に焦点を当ててご紹介します。
1.著作権侵害
手軽に投稿!でもコンプライアンスも忘れずに
動画には視覚からの情報も聴覚からの情報も含まれています。そのため、画像や動画、音楽を複数組み合わせて作成することも一般的です。そんなときに気を付けなければいけないのが著作権侵害です。インターネット上に存在する画像や動画、音楽を自身のTikTokの動画に使用したい場合、利用規約を熟読し、自身の使用が著作権侵害にあたらないことを確認してから使用すべきです。特に、企業が製品・サービスの宣伝のために動画を投稿する場合には、商用利用に該当する(※)ため、商用利用が可能かどうかも含めて確認しなければなりません。企業が著作権侵害を行った場合、法的責任はもちろん、社会的責任も問われます。売上向上のためのマーケティングで印象が悪くなることは避けたいところです。
※JASRACのサイト(商用配信 JASRAC)では、①利用者が個人・非営利団体・教育機関で、②情報料や広告料等一切の収入がないWebサイト等での音楽の利用という①、②の要件を満たしている場合が非商用利用と定義づけられていました。そのため、利用者が法人であるこの場合には商用利用に該当します。
2.ガイドライン違反
楽しむためにルールを守ろう
法律を遵守することは当然として、TikTokでのルールにも違反してはいけません。公式サイトのコミュニティガイドライン(https://www.tiktok.com/community-guidelines?lang=ja)に違反した場合、その動画は削除されます。また、度重なる違反がある場合には、アカウント自体が一時的または永久に利用できなくなる可能性があります。未成年の安全や権利を脅かすものではないか、特定の属性への中傷にあたらないかなどを考慮しながら動画を作成するようにしましょう。
まとめ
このように、TikTokには他のSNSとは異なる点も多くあり、既に他のSNSでのマーケティングを行っている企業にとっても始める価値があると考えられます。TikTokのアカウントを開設を検討してはいかがでしょうか。